はじめに:心と体が“別々”に生きていたあの頃
いつの間にか、私は「感じる」ことをやめていました。
仕事では常に頭を使い、感情を抑え、誰かの期待に応えるために生きてきた。
気づけば、体の声を無視し続ける日々が当たり前になっていました。
痛みや違和感を感じても、「大丈夫」「まだ頑張れる」と言い聞かせてきた——。
それが、心と体を分離させる生き方だったのです。
なぜ心と体は分離してしまうのか?
1. 感情を押し込めてきた習慣
悲しい・怒り・寂しい——。
そんな“感じたくない”感情を抑えることを続けていると、
脳は「感じること=危険」と判断し、感覚をシャットダウンしてしまいます。
やがて「何を感じているのか分からない」「本当の自分が見えない」といった状態になり、
心と体のつながりが弱まっていきます。
2. 「理性でコントロールする」癖
多くの女性は、社会の中で“感情的ではなく、理性的であること”を求められてきました。
感情よりも論理、直感よりも効率。
そうして“考える自分”ばかりが強くなり、“感じる自分”が置き去りになっていくのです。
3. 過去の傷やトラウマ
過去の人間関係や恋愛、性的な体験などで心が傷つくと、
体はその記憶を守るために「感じないように」反応します。
それは防衛反応であり、同時に“心と体を切り離す”サバイバルの方法でもあります。
心と体がつながらないと、どんなことが起きるのか
- 疲れているのに休めない
- 気持ちが置いてけぼりのまま動いてしまう
- 人との距離感が分からなくなる
- 性的なことに拒否感や無関心が出る
- 「幸せ」を感じてもどこか虚しい
これは「心の問題」ではなく、
“エネルギーが循環していない”というサインです。
タントリックヒーリングが教えてくれた“再び感じる”ということ
1. まずは「感じない自分」を否定しない
最初のセッションで私が言われたのは、「何も感じなくても大丈夫」という言葉でした。
無理に感じようとするのではなく、ただ“今の状態を認める”こと。
そこから、心と体の対話が少しずつ始まります。
2. 呼吸が“心と体をつなぐ糸”になる
タントリックヒーリングでは、呼吸がとても大切です。
深くゆっくりとした呼吸を続けていると、
胸やお腹の奥から温かいエネルギーが流れていくのを感じました。
それはまるで、「体が生き返っていく」ような感覚。
呼吸ひとつで、これほどまでに自分の内側が変わるのかと驚きました。
3. 安心感が、感じる力を取り戻す鍵
私が再び“感じる”ことができたのは、
安心できる空間と、ヒーラーの優しいエネルギーがあったからです。
触れられずとも、「ここは安全だ」と心が理解した瞬間、
身体の奥から涙が溢れました。
それは悲しみではなく、
「ようやく自分に戻れた」という深い安堵の涙でした。
心と体が再びつながると、人生が変わる
| 以前の私 | 今の私 |
|---|---|
| 人の目を気にして、自分の気持ちが分からなかった | 「私はこう感じている」と素直に言えるようになった |
| 愛されるために我慢していた | 無理をせず、自然体で愛を受け取れるようになった |
| 感情を抑えて冷静でいようとしていた | 涙も笑いも“私の一部”として受け入れられるようになった |
あなたも「感じる」ことから生き方が変わる
心と体が再びつながると、
「幸せを感じる力」「愛を受け取る力」「直感を信じる力」が戻ってきます。
それは、外の世界に振り回される生き方から、
“自分の中心”に戻る生き方へのシフトです。
もし、あなたも今「何も感じない」「心がついていかない」と感じているなら、
それは終わりではなく、再生のサイン。
あなたの中の“生命力”が、もう一度目を覚まそうとしているのです。
おわりに:感じることは、愛すること
感じることを恐れずに、
心と体の声に耳を傾けてあげてください。
その優しさが、あなたを本当の自分へと導いてくれます。
タントリックヒーリングは、その“最初の一歩”をサポートします。
あなたのペースで、あなたのタイミングで、
「感じる私」を取り戻す旅を一緒に歩んでいきましょう。
淡路ゆん 自己紹介はこちら:
淡路 ゆんとタントリックヒーリング
ヒーリングの基礎はこちら:
ヒーリングとは?意味・種類・効果を初心者向けに解説