はじめに:「愛の呼吸」で自己肯定感を育てるということ
「私なんて…」「どうせうまくいかない」「愛される価値がない気がする」——そんな言葉が心の中で浮かぶことはありませんか?
自己肯定感は、生まれつき高い・低いで決まるものではなく、「日々どんな言葉と感覚を自分に向けているか」で少しずつ育っていきます。そこでおすすめしたいのが、呼吸を使って自分を愛で満たしていく“愛の呼吸”。
特別な道具も知識もいりません。静かな場所と、あなたの身体だけがあれば大丈夫です。
なぜ呼吸で自己肯定感が高まるのか?
心と身体は「呼吸」でつながっている
不安なとき、呼吸は浅く速くなり、安心しているときは、ゆったり深くなります。呼吸は、心の状態をそのまま映す鏡であり、同時に「心の状態を変えるスイッチ」にもなります。
意識的に深く優しい呼吸を行うことで、身体は「安心していい」と感じはじめ、自分を責める思考が和らぎ、「大丈夫」という感覚が育っていきます。
自分を愛するための“最初の対話”になる
愛の呼吸は、自分に向けて「優しいエネルギー」を送り込む行為です。誰かから言われる言葉を待つのではなく、自分自身の呼吸で「よく頑張ってるね」「ここにいていいよ」と伝えていくことが、自己肯定感の土台になります。
自己肯定感を高める“愛の呼吸”の基本ステップ
ステップ1:姿勢を整え、安心できるスペースをつくる
椅子に座るか、床に楽な姿勢で座り、背筋を軽く伸ばします。力んでまっすぐにする必要はなく、「心地よく呼吸しやすい姿勢」でOKです。
目は閉じても、半開きでも大丈夫。あなたが安心できる状態を選びましょう。
ステップ2:「愛を吸って、不安を吐く」と決める
呼吸を始める前に、心の中で一度だけ宣言します。
「吸う息で愛を受け取る。吐く息で不安と自己否定を手放す。」
言葉にすることで、ただの深呼吸が“意図をもった愛のワーク”に変わります。
ステップ3:愛の呼吸のやり方
以下のサイクルを、最初は1〜3分から始めてみてください。
- 1. 鼻から4秒かけて息を吸う。そのとき「胸とお腹に、あたたかい光が入ってくる」とイメージする。
- 2. 息を1〜2秒止めて、その光が身体に広がる感覚を味わう。
- 3. 口から6秒かけてゆっくり吐き出す。「不安・緊張・自己否定が溶けて出ていく」とイメージする。
大事なのは「正確さ」よりも「優しさ」です。気持ちよく続けられるリズムでOKです。
愛の呼吸中に添えたい“セルフメッセージ”
言葉の力で心をほどく
呼吸に慣れてきたら、吸う息・吐く息に合わせて心の中で優しい言葉を添えてみましょう。
| タイミング | 言葉の例 | 効果 |
|---|---|---|
| 吸うとき | 「私は愛されていい」「私は大切にされていい」 | 自己価値を受け取る許可が出せる |
| 吐くとき | 「もう自分を責めなくていい」「不安は手放していい」 | 不要な思考・緊張を解放する |
| 落ち着いたとき | 「このままの私で大丈夫」 | 自己肯定感の土台を強める |
こんな感覚が出てきたら、愛の呼吸が効いているサイン
- 胸やお腹がふわっと温かく感じる
- 涙がにじむ、感情が動く
- 「ま、いっか」と思える瞬間が増える
- 自分に対して少し優しい言葉をかけられる
これらはすべて、あなたの内側で“自己肯定感の芽”が育ち始めているサインです。
タントリックヒーリングと“愛の呼吸”の相乗効果
身体からアプローチすることで、愛が腑に落ちる
頭で「自分を愛そう」と思っても、身体が緊張していると受け取れません。タントリックヒーリングでは、呼吸・瞑想・エネルギーワークを通して、身体レベルで「安心」と「愛されている感覚」を思い出していきます。
「自分に優しくする」感覚のリハビリになる
長年、自分を責めたり我慢してきた人にとって、「自分に優しくする」とは最初は少し戸惑う感覚かもしれません。ヒーリングは、その“優しさの感覚”を一緒に思い出していくサポートでもあります。
続けるコツ:ゆるく、短く、心地よく
- 1日1分から始める(ベッドの中でもOK)
- 「できなかった日」の自分も責めない
- 心地よさを感じたら、その瞬間をしっかり味わう
自己肯定感は「頑張って上げる」のではなく、「自分に優しい時間を重ねることで、自然と育っていくもの」です。
おわりに:あなたはもう、愛を受け取っていい
愛の呼吸は、「私は愛される価値がある」という事実を、身体ごと思い出していくための小さな儀式です。
完璧である必要はありません。落ち込む日も、不安な日もあって大丈夫。そんな自分ごと、まるごと抱きしめてあげる練習として、この呼吸を取り入れてみてください。
もし「一人でやるのが不安」「もっと深く整えたい」と感じたときは、あなたのペースに寄り添いながらサポートいたします。
淡路ゆん 自己紹介はこちら:
淡路 ゆんとタントリックヒーリング
ヒーリングの基礎はこちら:
ヒーリングとは?意味・種類・効果を初心者向けに解説